10月5日~6日 北アルプスの
笠ヶ岳(2897m) を歩いてきた♪
2016年の室堂~薬師岳~黒部五郎岳~新穂高の縦走。
最終日に笠ヶ岳へと行く予定だったものの
双六小屋まで到着すると気分は下山モードに。。
(2016年、黒部五郎岳~三俣蓮華岳間で見た笠ヶ岳)
この時の縦走以外にも、
2014年の高瀬ダム~新穂高縦走、
2015年の上高地~槍ヶ岳~雲ノ平~新穂高縦走。
いずれも最終日は双六小屋で、あとチョット足を延ばせば笠ヶ岳へと行けてたのに
何故か、中々行かない笠ヶ岳。。
(2017年、焼岳から見た笠ヶ岳)
このまま笠ヶ岳へと行く日は来ないのかなぁ~?
笠ヶ岳への一番の近道でもある笠新道はキツそうだし
そうすると、双六経由で2泊3日かな??
う~~~ん。。 3日間の山行となると、最低でも4日の休みは欲しいなぁ~~。
3連休+有給で行けなくもないけど、3連休は山が混みそうだし。。
あーーーーー!!! 悩んでるのが鬱陶しい!!!
もう笠新道で笠ヶ岳じゃ!!!!!
(2015年、西鎌尾根から見た笠ヶ岳)
そんな訳で、笠ヶ岳へと行くことに♪
しかも、今回は贅沢に小屋泊( ´艸`)
10月の笠ヶ岳、
テン場のある標高約2810mで寒さに耐えつつテント泊する装備も自信もないし、
平日なら小屋も空いてそう♪
(2017年、乗鞍岳から見た笠ヶ岳)
ちなみに、笠ヶ岳山荘は
2名以下なら予約不要だけど、10月~小屋閉めまでは予約必須なんでご注意(・∀・)
ってことで、前置きが長くなったけど、笠新道で笠ヶ岳へ行ってみよう(๑•̀ㅂ•́)و
5:25 新穂高の登山者用無料駐車場を出発。
新穂高へは何度も来たことあるけど、下山しかしたことないんで
ここから登り始めるのは初めて(・∀・)
駐車場で朝ご飯を済ませ、歯を磨きながら登山指導センターへ♪
歯を磨くには丁度良い時間で指導センターに到着します( ´艸`)
5:37 最後の準備を済ませたら、いよいよ笠ヶ岳へ向け出発。
笠ヶ岳山頂までの標高差は約1800m。
1日で登る標高差としては、koma家史上最高の標高差。
頑張るぞ(๑•̀ㅂ•́)و
今日は5日(金)。
明後日の日曜日には台風の最接近が予想されていて
この日の天気予報もイマイチ。
歩き始めると、霧雨模様になってきていて
これ以上降らないことを願いつつ歩く。。
登山口までの長い林道の木々は、紅葉がチラホラ♪
霧雨の中ではあったが、色づく木々を眺めながら
ノンビリ歩いて体を暖めていく(・∀・)
笠新道登山口に到着。
気付けば霧雨も止み
6:51 しばし休憩を挟んで、いよいよ笠新道に突入。
どんだけの急登が待ってるのかと思いきや
意外や意外で、とっても歩きやすい登山道♪
それが笠新道への第一印象(・∀・)
(あくまで、koma家の感想です。
その日の天候や体調、個々の感じ方や装備にも左右されるのでご注意(・∀・))
整備された登山道♪
9月の台風で発生した倒木も綺麗に撤去して頂いた登山道。
いつも思うことだけど、登山道を整備された方達に本当に感謝です(・∀・)
笠新道を歩きやすいと感じた理由は
整備されているのに加え、思いのほか展望が良いのも理由♪
写真は穂高方面を写したもの。
残念ながらガスっていたけど。。r( ̄_ ̄;)
季節的なものもあるんだろうけど
他の北アの三大急登に比べると展望のきく笠新道は
歩いていて、かなり気がまぎれると思う♪♪
おまけに登山道は紅葉真っ盛り(◍•ᴗ•◍)
天気はイマイチだけど、良い時期に登れたかな♪♪
標高2200mを過ぎた辺り。
遥か下に新穂高♪
既に1200m登ってきてるけど、まだまだ先が長いせいか
妙に新穂高が近く見えた(・∀・)
もうじき杓子平と言われる場所の辺りで
大きな岩の登山道が出てくる。
この辺りは岩が多いので、雨の日なんかは注意。
そんな岩場から振り返ると、絶景(〃∇〃)
ドト~~ンと穂高連峰を見渡せる絶景ポイント♪
残念ながら稜線上はガスだけどね。。(T_T)
でも、思わず叫びたくなる場所♪
koma家は、この場所をヤッホーポイントと名付けてました( ´艸`)
ガスってたけど、ちょっとだけ大キレット(◍•ᴗ•◍)
10:42 2455mの杓子平に到着♪
ここからはドトーンと笠ヶ岳と稜線が見える予定だったんだけど
真っ白。。
まだまだ先は長いので、長目の休憩をとって
10:59 出発♪
高い木々も無くなり、しばらくはフラットな登山道(・∀・)
この辺りで雷鳥さんに出会ったが、残念ながら写真には収められず。。
フラットな登山道から、稜線に向けての登りへと移ってくる。
しばらく歩いていると、笠ヶ岳方面の稜線が晴れてくる(・∀・)
でも、これが限界。。
目指す笠ヶ岳は、あの先のガスの中。。(T_T)
でも、振り返ると歩いてきた杓子平からの登山道がクッキリ♪
ガスっている中で現れる景色は本当に幸せな瞬間(◍•ᴗ•◍)
12:20 稜線に出たーーー(v´∀`)ハ(´∀`v)
歩いて来た尾根南側の方角は、残念ながらガス。。
ま・・・ 今日はもうしょうがないねr( ̄_ ̄;)
20分ほど休憩をし、
12:41 いよいよ笠ヶ岳へ向けて稜線散歩♪
さてさて、尾根の北側はどんな景色かな??
はははは。。
笑うしかないくらい真っ白( ´艸`)
登っている途中でスレ違った下山中のお兄さんに
上の景色はどうでしたか? って聞いたら
ガスってると言うより、ホワイトアウトでした。。
って仰ってたんで、
ま・・・ まだマシなのかな?
双六方面との分岐を通過して、稜線を笠ヶ岳方面へと進む♪
稜線に出たところから風も強く。。
台風の影響で南風がビュービュー。。
南風だったせいか、極寒とまではいかなったのは救いだったかな?
分岐から笠ヶ岳へと向かう登山道は、穏やかにアップダウンを繰り返す登山道。
しばらく歩いていると、次第に北側の景色が明るく(・∀・)
黒部五郎岳が姿を現してくれた♪
どっしりと尾根を広げた黒部五郎岳も圧巻だったけど
眼下の沢の周りの紅葉が見事な色付き(〃∇〃)
やっぱ秋山と言ったら紅葉が主役ですな( ´艸`)
向かう笠ヶ岳は相変わらずのガスの中で
どこまで行けば笠ヶ岳? 状態だけども
それでも楽しい稜線散歩♪
どれだけ歩いても北アルプスの稜線は飽きることがない(◍•ᴗ•◍)
13:23 笠ヶ岳へ向かう稜線で有名な抜戸岩を通過♪
岩が切れてたから、ここが登山道になった?
岩が切れてなかったら、岩を巻くなり越えるなりの登山道になったのかしら?
笠新道との分岐から歩くこと1時間。
13:43 『ガンバ』 の岩を通過(・∀・)
そろそろ笠ヶ岳山荘も近いのかな?
って思ってたら、ここがテン場みたい(・∀・)
笠ヶ岳山荘も見えた♪
今回、テン泊にしなかった理由が寒さに対する装備不足に加えて、もう1つ。
それが、このテン場から山荘までの距離。。
トイレは山荘内を利用させてもらえるのだが
この距離が中々。。
ガレ場の登山道を15分ほど歩く必要があるんで
夜中や雨の時なんかに山荘までトイレを借りに行くのは
注意が必要かな??
13:58 笠ヶ岳山荘に到着~~~(v´∀`)ハ(´∀`v)
笠新道を耐えることは出来たが
さすがに山頂直下にある笠ヶ岳山荘までの標高差約1800mは長かった。。
風も強く寒いんで、とにかく山荘に入って受付。
笠ヶ岳山荘のスタッフさんは、とっても温かい雰囲気♪♪
山荘は、いわゆる接客業とは違うと思っているんで
どんな場合でも、正直何とも思わないが
標高差1800mを登ってきての温かい雰囲気は本当に嬉しい(◍•ᴗ•◍)
受付を済ませ、部屋へと案内して頂く♪
使わせて頂く部屋は6人部屋。
しかも!!
「今日は、この部屋をお2人でご利用下さい。」 だってーーー!!!!
平日だし空いてるんだろうと思っていたけど
まさか1部屋貸し切りとは全く想像してなかっただけに
嬉し過ぎて、思わずワナワナ・アタフタしてしまった( ´艸`)
他にも4人部屋や2段式の部屋等々、色々な部屋があった♪
ちなみに、この日の山荘泊は12名くらいだったかな?
テン泊は3張ほどだったそう。
そんなテン泊登山者の女性2人組を笠新道の途中で追い抜かせて頂いたんだけど
このお2人が、とってもノンビリ登山。
ただ、決してバテてノンビリなのではなく
常に会話と笑い声が絶えない登山♪
ガスの中、どこからともなく聞こえてくる笑い声。
koma家の場合、ついつい黙々とした修行のような登山になりがちなだけに
早出早着の範囲でノンビリと山を楽しまれながら歩くお2人を
妙に羨ましく、そして微笑ましく感じた(・∀・)
夜、強風の中、ガスで見えないテン場から笑い声が聞こえた時には
只者ではないな。 と思った( ´艸`)
翌日聞いてみたら、メッチャ強風だったらしい( ̄▽ ̄)ゞ
続く。
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